マンションの設備の改修を研究、実施施工しています、

1階住居での排水逆流

土間排水改修例B
1階の住居で 排水管から逆流がおきる。
最近 とても問い合わせや 依頼が多いのがこの工事です。
現在の新築マンションでは ありませんが、25年以上前に建設されたマンションの場合、
1階住居の排水と2階から上の住居排水が 1階土間下部分で合流して、
同じ排水横管になっているケースがあります。
1階土間下の横排水管がなんらかの理由で沈下して勾配が逆になった時に 
上層階の排水が流れると、1階のトイレや洗濯パンから 排水が逆流してくるというトラブルです。
あるいは 1階の床下での排水管の沈下、折れ曲がり、閉塞などのトラブルも同じです。
この改修工事は コンクリート床を壊すため、騒音や生活の維持、等でとても 難しい工事です。
当社でも この5年間で 80戸程度の実績がありますが、
ひとつとして 同じ内容の工事はありませんでした。
現在 3件同時施工中です。そのうち2戸はユニットバスの下の土の中のため
ユニットバスも解体して その下のコンクリート床を壊しての工事になります。
詳細な記録を 掲載いたします。
土間排水改修例B マンション改修例4もあわせて ご覧ください。
下記の工事は それぞれの業者が施行プランと見積を提出して、内容、経験を比較され、
当社に 依頼がありました、金額的には1.6倍ほど開きがあったようです。
また 施行困難あるいは、未経験で見積辞退もあり、

画像の説明

左の写真は、洗面所の コンクリート床をこわして床下を掘って古い排水管を探索中です。築30年です。
事前に 内視カメラで見た位置に管が出てきません。
音波探査器、探り棒で床下1.8mくらいまで 調べましたが出てきません。
地盤が20センチ以上も沈下しています。
こんなに深くては 新しい配管も施工できませんので、
急遽、方針を変更し、古い配管の探索を断念します。
立て管の根本から 外部へ新設配管をおこなう。
このように 蓋を開けるまでは 工事の進め方が明確になりません。
このことが 工事を難しくしている原因でもあります。

こうして床を こわして掘削、探査、新規配管をおこないますが。
夕方になると 仮設床を作って 復旧しなくてはいけません。
そして 次の日も同じ繰り返しです。こうして切り替え工事まで工事を進めます。
ここまでくるのに 順調であれば 4−7日程度(便所、洗面の2室程度壊しで)かかります。

lefy,画像の説明

とあるマンションで 心配していたことがおきてしまいました
立管の土中埋設管を交換していますが、
その近くに 1階専用の排水管が でてきました、鉄管で錆による腐食のため、
上部に小指ほどの穴があいています。
さらに 上流から通水するのですが、ポコポコ音がするが、水が流れてきません、
配管も地盤沈下のため逆勾配で折れているようです。
おそらく 途中で切断され、排水が土中に放出されているのでしょう、
管理組合様に よれば 定期的に高圧洗浄しているから大丈夫とおもっていました、とのこと。
このような状態であれば 異常と気づくはずです。なんのための洗浄なのか、
当社事前調査で満水試験をして、1階排水が何かの異常が起きていると確信していましたが、これですべて 説明がつきます。
最初に 1階の排水が鉄管のため、錆びて破断する。当然1階の生活排水は
すべて床下に流れます。地盤が 20センチ程度沈下する、共用立て管も沈下、折れ曲がり
排水が停滞する。同じ系統の配管の便器から吹き出す。
地盤の沈下状況や、排水の流れから、おそらく 7.8年以上前からおきているようです。

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1階には あと5室あります、どのような状態なのか、
満水,内視試験をすべておこなうことになりました。
満水試験の結果、5戸テストのうち3戸不良でした。
満水どころか、注水しても、下流に流れてこない。
毎日水が2.5トン程度土中に流れている。
左の写真は 土間コンクリート打設した所。
あとは 十分乾燥してから仕上げします。
工事開始から 約12日経過(実働8日)しています、
祝祭日は工事休みです。
その後 満水試験で不良の3戸も工事をしています、2009年8月現在。
土間下を 開腹すると、同じようにネジ部で腐食、ーー>折れ曲がりーー>ごぼごぼして流れ悪いのパターンです。

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同じように排水管に 穴があいています。
洗面所の下の土砂は水漏れで
ぐしゃぐしゃです。3軒目のお宅です。
排水管も 腐食でほとんど折れたり
穴があいています。
洗濯排水が流れないと、いってみえました。
25年以上前は、土中の排水管を 鉄管で施工していたのです。
これが当時の官庁、設計事務所の知識だったのです。
施工する我々業者は おかしいといいながら設計指定のため、工事をしていました。
しかし自分たちが設計する、賃貸マンションや住宅はビニール管を使用していました。
いまでも このような状態のマンションは コンサルタント業者は
修理不可能と簡単にいいきります。
もっとくわしい調査や施工方法を研究するのが、本来の仕事なのですが。

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洗面所の床から ユニットバスの下側を
トンネルのように 掘っていきます。
手前が 洗面側です 奥が 外部方向になります。外部まで約2.3mあります。
土は ぐしゃぐしゃで 掘ることが困難です。
まるで 映画の脱獄作業のようですが、
映画とちがい 悪臭とぬかるみで 一日で1m位しか進みません。
手前と奥に 排水管がみえています。錆びてぼろぼろです。
引上げた土砂は 土嚢袋で約130杯です。


今回 床上で排水立管のを切断して 接続しましたが。
その際 取り外した既設排水管(汚水、雑排水合流)汚水ライニング鋼管の
内部写真を 掲載します。

画像の説明

鋼管の内側に 樹脂が貼り付けてあるパイプです。
築28年のマンション、8階建ての立管の1階部分です。
内側に 1センチ程度汚れが堆積しています。
内径100mmのパイプです。黒い部分が樹脂ライニング。
手前部分は、汚れを除去してあります。
マンションでは 立管の洗浄はしてなかったそうです。
管はほとんど損傷をうけていません、
接続部分も問題ありませんでした。
やはり ある程度の年数を経過すれば、立て管の
高圧洗浄も必要ではないのでしょうか。

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