マンションの設備の改修を研究、実施施工しています、

修繕日誌8

MenuBar
画像の説明
事例−1 排水立て管の最頂部で穴が開く。悪臭はどこから
マンションの最上階の居住者から 玄関脇がいつも悪臭がするのでみてほしい。
玄関脇のパイプシャフトを点検してみると、パイプに穴があいています。
そこは排水管ではなく、通気管です。通気管とはーーー>豆知識NO2
空気の出入りを補助する管で、最頂部で汚水管や排水管に接続されています。
腐食部は排水は流れていない部分ですが、汚水の蒸気分(アンモニア成分)で鋼管が
内側から腐食されたものとおもわれます。
このマンションは 築28年です。
このことは よくみられる現象です。
当社でも 排水管交換工事のおりによくみかけます、臭気がでているケースです。
排水が流れない部分ですので、水漏れがしないため発見されにくく、
原因不明の悪臭問題をひきおこしやすい。
画像の説明
黒い立て管は鋳鉄管の汚水系統です。
一番左の白い配管が 排水管の最頂部からの通気管です。
この管が腐食しました。
事例−2 汚水鋳鉄管の最頂部で穴が開く。悪臭はどこからその2
今度も居住者のかたからユニットバスの裏あたりが臭気がひどい。
ところがそのマンションは排水管の内側のライニング延命工事を
数年前におこなったとのことでした。

画像の説明

調査をすると
汚水管は鋳鉄管なのですが
その上の部分の通気管が鉄管のため
腐食してはずれていました。
そこから臭気がでていました。
黒いのが汚水鋳鉄管です、その上が
通気管(鉄管)があった場所です。
ビニール管は便器排水です。
右の管は雑排水経路です。
腐食してはずれていました。
この場所は
便所裏の排水立管区画です。

 
画像の説明

腐食している鉄管をビニール管に交換しました。
上は屋上につきぬけているため交換はしませんでした。
管の内側もそれほど腐食していませんでしたので
樹脂被覆加工をしておきました。
右側の雑排水管のみが内側ライニング
の延命工事がしてありました。
結局このような見落としが
でると、また壁をこわして
配管を更新しなくてはいけない。
今後建物の排水管系統すべて
交換しなくてはいけない。
このあたりにも延命工事の見落としからくる問題がでてきます。

その後多くのマンションでこの通気管の腐食が発見されています。
意外に見落とされがちなケースです。通気管は予算の関係で鉄管が使用されているので
ネジ部が腐食します。汚水は鋳鉄だから大丈夫という思いこみがあるので要注意です。
事例−3 汚水鋳鉄管通気の腐食、天井裏、悪臭
マンションの最上階の便所の天井から水漏れ、防水か浴室換気の排気か不明
なので、とりあえず便所天井をこわそうかとのこと。
こわしてみるのも費用が15万程度かかり、不確定なので
その段階で当社に依頼ありました。
当社で天井の照明の隙間からCDカメラいれた。直径15mm程度のカメラです。
あちらこちら回転させて撮影していたら、
通気管のエルボの下側の天井の黒ずみが撮影された。
その位置を検討つけて 近くに換気扇をはずして確認した。
間違いなく汚水管の延長上の通気管(鋼管)のネジ部漏れでした。
60万以上の工事費用が12万程度ですんだ。
最近この通気管の漏れが多くみられます。
特に汚水管の延長された通気管で鋼管の場合は30年くらいでネジ部が腐食します。
臭気のガス成分でネジの内側から孔があく。
悪臭がでる等の騒ぎになり。排水と集合しているマンションですと
浴室などの湯気が漏れて天井に染みがでる。
画像の説明
最上階の便所の天井内部の写真です。
管理組合様に 提出した報告書からの抜粋です。
下の写真がCDカメラの映像です。上の写真は直近からのデジカメ映像で同じ部分です。

事例−4 マンションの汚水最終桝が陥没、全戸排水停止して改修

発見されたのは その最終桝に近いお宅の庭が陥没しておかしいと
なりその二つの桝間をカメラ調査して、陥没が確認されました。
さらに その最終桝が全体に沈下していることがわかりました。
そのため その間は4センチ程度逆勾配になっている。
下の写真の3枚目です。
しかし根本的な改修工事は 全戸の排水停止が2日以上になるので、
(またはバイパス排水経路を新設する方法がありますが)
今回は 汚水桝の改修のみになりました。
排水停止期間は 半日に限定されました、
万が一に備えて、特殊な器具で管路をせきとめ工事をおこないました。
画像の説明
上の2枚の写真は 桝の内部です、コンクリート部分が内部が空洞で
大量の下水が土中に漏れていました。
写真の左側が下流側で市の下水本管に接続されています。
配管口径は200φの大きなものです。
このマンションは築26年で110戸です。雨水と生活汚水の合流地区です。
事例−5 地中で雨水管が破裂、放置10年のため庭及び雨水管経路沈下、
マンションの管理組合様よりの依頼で、ここ2年ほどの間に
1階の専用庭が陥没して、土をいれてもらうのだが、止まらないので調査してほしいとのこと。
この地区は合流地区で4戸の専用庭の排水と屋根の雨水排水が 建物の下を通って
北側の集合桝へ流れている。マンションは築26年です。
その北の集合桝から 洗浄後、カメラをいれると、やはり勾配が4センチ程度逆である、
さらに 南の庭の雨水桝をみると、出る口と流入口の高さが おかしい、逆である。
詳しい図面と現状調査はこちらを参照ください。ーーーー>外の雨水経路スケッチ
結局 南の集合桝を掘ってみると、所々陥没している、
さらに ここに流れ込む屋根の排水管が土中で割れている。
そのため 庭全体が沈下して雨水経路管もすべて下がり、
勾配が悪くなり、管の割れがひどくなり、という循環のようです。
画像の説明
4戸の専用庭の雨水配管経路を勾配が適切になるようにやり直しました。
最近 このようにマンションの外部排水経路に問題が起きることが多くなっています。
外部の配管や桝などは あまり気にも 止めないせいもあり、
放置されているのが現状のようです。
画像の説明
事例−6 マンションのトイレの床がギシギシ、そしして階下へ漏れる。
1階のトイレの天井の換気扇から 水が落ちてくる。
原因がわからないので 当社に問い合わせあり。
換気扇の隙間から 天井に内視カメラをいれてみると、
コンクリートの天井部が 濡れてシミがある。
すぐに 上の階へいきます。居住者の許可を得て 便器をはずして、
床板に小さい穴をあけて 床下に内視鏡カメラをいれます。
やはり 床のコンクリートが濡れて、水がみえます。
便器と配管の間のガスケットパッキンがおかしいようです。
原因は 20年以上経過して 便所の床組がゆるんで
便器が動いてパッキンが離れたのです。便器をガスケットパッキンを交換して設置します。
2.3日様子をみますと 天井が乾いてきました。
事例−7 マンション全体の 排水洗浄と外部の桝の点検整備
マンションの全戸の排水の点検を依頼されました。築30年だそうです。

画像の説明

最初に 各戸の排水系統をしらべます。立て管は合計3本でした。
流し排水管、洗面浴槽系統管、汚水管です。
それぞれの管に カメラをいれて材質の調査をします。
すべての排水管はビニール管でした。今後の交換はしなくてよいので、ひと安心です。
その後 各戸の横引き管を 高圧洗浄いたします。
その後 1階の土間の排水桝の蓋をあけて、流れてくることを確認します。
そして、外部の排水管の系統をスケッチしておきます。
ところが ますの蓋をあけたらひどい状況になっていました、

画像の説明

排水管と桝の壁に大きな隙間があいていて、排水がどんどん土中にながれていきます。
10ケ所の桝のうち 9カ所から漏れています。
管理組合様に 排水系統図、桝の破損状況の写真をそえて報告書を提出いたします。
すぐ 桝の修理、改修を行うことになりました。30年の間 全く点検されていなかったようです。
初めてみますとのことでした。

lefy,画像の説明

25年以上経過しているマンションは 外部の桝を点検すると、このようなケースが多くみられます。
特に 古いマンションは現在の樹脂製排水桝と違いコンクリート製のため 割れや沈下が起こりやすいようです。
使用されているマンション全体の排水の半分以上が
地中にながれている場合もあります。
そうした場合は 建物の周囲を注意深いみていくと、
所々に地盤が沈下しているケースがみられます。
写真は 修復が終わった排水桝です。

powered by Quick Homepage Maker 3.20
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最終更新のRSS  Valid XHTML 1.0 Transitional